いい土

いい土ってどんな土のことなんですか?

土作りは化学。ミネラルなども適度に含む状態が理想。

 

野菜栽培に適した土の組成は、槌の体積に対して固形成分が4割。
固形成分中、粘土分が重量比で15〜25%、黒味の成分が2〜3%、残りはシルトと砂半々といったところでしょう。

 

土には普通でも体積の50%。ふかふかの畑では70%もの隙間があり、それを水分と空気が埋めている。
その隙間以外の個体の物質が個体成分。
黒みの成分とは、生物の残骸が分解し尽くした腐植と呼ばれる有機物。
これが鉱物の粒の表面を覆ってクッションの働きをし、水分や養分を保持する役割を果たす。

 

空気と水を含んで養分が程よく供給され、微生物の働きが十分で、微量要素、つまりミネラル分もある。
それが理想です。理想の土は作るもの。
有機物が不足なら入れ、良い面は伸ばし悪い面は改良する。
栽培する作物の種類を代えることでいい土に変化することもあります。

 

いい土とは、生産性と物理性、科学性の3つの面が整っていることが条件だという。

 

つまり、小動物や微生物が活発に働いて、養分を植物が吸収できる形に分解する。
それによって、ふかふかで保水性と排水性を併せ持つ団粒状になり、さらに窒素、リン酸、カリ、微量要素を適度に含む状態のことです。

 

そしてこの条件作りに寄与するのが、堆肥なのだという。
堆肥とは、ワラや落ち葉などの有機物を微生物の力で無機物に分解させた肥料。
分解と発行が十分に進んで安定した状態が完熟状態。

 

堆肥を土に加えることは腐植を供給すること。
物理性・科学性・生物性を改良すると同時に、肥料としての養分を供給するという二つの意味があります。

 

志のある農家なら、堆肥を使った土作りには力を尽くすもの。
堆肥には農家それぞれの思いと工夫がこめられている。